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My DEFENDER 110
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出会いから15年程、恋い焦がれ夢にまで見て

 ある日、4輪駆動の専門誌を見ていて、目に飛び込んできたのがディフェンダーだった。専門店の並行輸入の広告だった。
無骨な体格なのに機能美あふれるマシン感とその存在感は衝撃だった。毎月購読していたその雑誌のその広告ページを見るたび
いつかはこの車に乗りたい。絶対にこの車を手にするんだ!と思っていた。
それから15年間、ずっと想い続けた夢をやっと叶える目途がつき、夢を実現することとなる。

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2005年3月某日

 ディフェンダー入手の目途がつき、某ディフェンダー専門ショップの扉を叩いた。当時ディフェンダーはTd5が正規輸入されていたが
正規ランドローバージャパンでは貨物1ナンバーしか取得せず、並行輸入車で乗用ナンバー登録できる、あの毎日みていた雑誌の広告のショップ。

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2005年4月某日
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 ボディ色で迷っていた。当時あったコニストングリーンが好みだったがその年から設定がなくなった。
そんな時、他の購入者のディフェンダーが本国より入庫したとの連絡。色はベリーズグリーン。コニストングリーンより明るめの緑色。
フェンダーアーチは樹脂の黒。ホイールはアロイホイールでオーディオは前年までカセット仕様だったものが、CD仕様になっていた。

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2005年6月某日
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他の購入者のディフェンダーが本国より入庫したとの連絡。ケアンズブルーという色。日本車ではなかなか無い珍しい色。

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2005年7月某日

 コニストングリーンがあればそれが希望だったが、新車ではコニストングリーンの入手出来なくなった。
結局その年の設定色でピンとくるものが無く、迷いあぐねた結果とんでもない解決策、全塗装を決意した。
コニストングリーンに全塗装も考えたが、どうせ全塗装するのなら世界に1台しかないディフェンダーにすることに。
以前から街で見かけたジャガーの色で、素敵な色だなぁと思っていた色があった。「ブルックランズグリーン」このページの背景の様な色。
ブルックランズグリーンは、少しブルー寄りの深いグリーンで、ベントレー、ジャガー、MG-F、MINI、そしてロールスロイスにも設定があった。
ボディ色はブルックランズグリーンでフェンダーアーチも同色。屋根部分はチャウトンホワイトにすることに決定した。

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2005年7月某過日

 ショップから入電。提携店にチャウトンホワイトの新車未登録の在庫をみつけたという。
2004年か2005年製造された車輛らしが、どうせ全塗装するなら色もホワイトだと都合良いし、これなら来月までに納車できるけどどうします?と
いやぁ、それはちょっとぉ~、って!なるわけがない。本国からの並行輸入のつもりだったので納車まで半年から一年は覚悟していたが
来月納車できるとの朗報に、断る理由などみじんもなく即承諾。夢のような現実に心踊ったのは言うまでもない。

 数日後、購入車輛が入庫したとの知らせで来店。
チャウトンホワイト、フェンダーアーチは艶ありのブラック。
ホイールはアロイホイール。 そしてこの車はオーディオレス仕様。
一瞬、このままの色でもいいかも。。。
とも思ったが、アルミ板に調色された
「ブルックランズグリーン」の色見本を見せられて、心決まる。
正にこの色! 少しブルー寄りの深いグリーン。

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2005年8月某日
Brooklands green def1
        
Brooklands green def2
        number
    cabin rear
 

 8月上旬に納車できるとの事だったが、訳あってお盆過ぎに納車。ピッカピカの全塗装新車。
屋根のチャウトンホワイトが元色、下はブルックランズグリーンとして生まれ変わった。
ナンバーは乗用の3ナンバーを取得。3ナンバー取得のため乗車定員は、前2、中3、後4の計9人乗り。
オーディオレス仕様。折り畳み可能なサイドステップは納品が間に合わず後日取り付け。
納車当日、ほどなくして総走行距離300km。英国の工場から港までの距離も入っているのだなぁ。

  
300km
        
td5
        cabin driver
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 2005年の8月から、現在2020年。15年目になるが、今尚この車を超えて欲しいと思える車がない。
ディフェンダーは故障が多い?そんなことはない。日本の車が異常に壊れなさすぎなだけ。
15年間で、クラッチマスターシリンダーからのオイル漏れ、フューエルプレッシャーレギュレーターからの燃料漏れ、メーターの玉切れ
パワステポンプオイル漏れ、エンジンヘッドのキャップ不良、と15年間でそのくらいだ。いや待て、多いか?
でも、いきなりエンジンがかからなくなるとか、急にどうかなることいまだかつてない。大抵、何かしらの症状で調子悪いかもーと訴えてくる。
ちょっと待ってねー、今度の休みまでもうちょっとガマンねー、と言いながら対応すればいい。
その訴えを気付かずに放置する結果が「いきなり故障した」という。工業製品というものは本来そういうものだ。
普段から愛車とコミュニケーションをとっていれば、気が付かないとか見逃したとかは起きない。ま、急なのもたまにはあるか。

  
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 第一印象は「曲がんねー」。最小回転半径6.3mってほんと曲がらないんだな。
そして、ワンテンポ早めにステアリングを切り込まないと大回りになる。
とは言え、すぐに慣れるし、細い抜け道もぜんぜん通れるし、実は見た目程大きくないし。
故障も言われるほどない。標準装備と言われる雨漏りもない。 四角いから取り回しもらくらく。
2005年新車で乗り始めてから15年も乗れば大抵飽きてくるものだが、飽きてしまうどころか
日に日に愛着が湧いてきて、逆に手放したくない。こんな車は初めてだ。

 
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