ディフェンダーはヘッドライトが暗い。 ディフェンダー乗りは皆そういう。
更にREEのヘッドライトは中が何でか曇っている。そこでヘッドライトをモディファイしたい。
どうせならHIDとずっと思ってた。ということでH4 HIGH/LOWのキットを色々と調べてみた。
HIGH/LOWの切り替えをソレノイドモーターで物理的に放電管を移動させる物が主流。
LOWはHID、HIGHはハロゲンというツワモノもあるが、バルブにHIGH/LOWの放電管が一緒に入っているものを選んでみた。
色温度に関しては7種類選択できる。ずば抜けた白さが魅力で、爆発的に人気を博しているHIDだが
みんなと同じを好まないREEは昔からイエロー派。イエローを選択※注意。
クルーズHID H4 Hi/Lo切換システム “Type-S”HID
(現在取り扱いありません。H4 Hi/Lo HIDキットは”スライドタイプのみ補修部品として提供 2020.10現在)
灯体はプラスチックのケースで保護されている。
コネクターは防水コネクターになってる。
まじめな造りだ。こういうまじめなところで
製品に対する信頼が増す。
灯体はこの様になっている。
色温度はイエロー(※注意)。
REEは昔からイエローバルブ派。イエローバルブは
障害物を認識するのにもっとも適した照射光。
雨・雪・霧などの悪条件下でも優れた視認性を発揮する。
灯体の中は
スライド式の1つの放電管ではなくHIGHとLOWの
放電管が一つずつ前後にずれて一緒に
内蔵されていて、かなり精密な感じ。
左がバラスト
右の長四角はスターター。
エンジンルームでも安心の完全防水仕様。
これは放電管1つにつき一つずつ必要。
バラスト自体は薄型小型だが結局左右で
4個必要になるのでスペース的な事は
スタンダードタイプとあまり変わらない。
配線。
車両側のコネクターの極性にあわせて
結線出来るようになっている。
こちらも防水コネクター。
ただし、ヘッドライトの
コネクター側は防水ではない。
取り付け金具。
バラストを2個ずつセットにして取り付ける為にこの金具が2セット。
緑のシートはスターターをエンジンルー内に取り付ける為の強力粘着シート。
更にヘッドライトの裏側のカバーは24mmの穴をあけなければならないので、
このホールソーが付属されている。買えば2~3000円はするもので、
一度しか使わないかもしれないツールを付属してくれるのはとても親切。
※注意イエローバルブについて(自動車技術総合機構審査事務規定より抜粋)
現時点ではヘッドライトは白色と決められているが、従前規定により認められる車両がある。
独立行政法人自動車技術総合機構(NALTEC)のサイトの公開情報で審査事務規定が公開されている。
https://www.naltec.go.jp/publication/regulation/shinsajimukitei.html
審査事務規定 (平成28年10月28日 規定第70号) 第7章及び第8章 走行用前照灯
8-62-2-2 視認等による審査の中で 走行用前照灯の灯光の色は、白色であること。 と定められている。
イエローバルブは実質禁止となっている。しかし「従前規定の適用」というのがあり、製造された年月日によっていくつかに分類される。
REEの車両は2004年(平成16年)11月4日製造なので、7-62-4 適用関係の整理 の中で定める
平成 17 年 12 月 31 日以前に製作された自動車については、7-62-8(従前規定の適用④)の規定を適用する。
7-62-8 従前規定の適用④ 7-62-8-2 性能要件 走行用前照灯の灯光の色は、白色又は淡黄色であり、その全てが同一であること。
が適用され、イエローバルブを装着しても可なのだ。
装着行程(IPFマルチリフレクターヘッドライト&HID)
ヘッドライト裏のゴムカバーにφ24mmの穴をあける。
IPFのヘッドライトのカバーは立体形状な為、
アートカッターを使って切り取った。
この方が簡単で作業も早かった。
ヘッドライト本体の外し方
ヘッドライトサラウンドパネルを外し、ヘッドライト本体を外す。
黄色矢印のネジだけ外す。水色矢印のネジは光軸調整用で引っ掛けてあるだけなので、
ヘッドライト本体を時計方向に回せばヘッドライト本体が外れる。
純正ヘッドライトの固定リングを外す。ピンク矢印をゆるめると金具が外れる。IPFマルチリフレクターヘッドライトへ固定リングを移植し
金具を純正と同じ突起部分に取り付けネジ留めする。 IPFマルチリフレクターヘッドライト付属のハロゲンバルブを外し、クルーズHIDバルブを装着し
ゴムカバーを取り付け、φ24mmの穴に配線に付いているゴムの溝を合わせてはめ込む。
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