メーカー不明(中華製)　MAKITA TW285Dのコピー品。
ネットで話題の中華製のMAKITAコピー品だが、３０００円程（当然バッテリーは別）で購入できるのでネタとして入手してみた。
デザインは極似だが、微妙に異なる。しかし中身はれっきとしたブラシレスモーターを採用している。
ソケット取り付け部分の１/２sqの真ん中になんと６.３５mm六角の穴があり、ドライバービットを挿し内部のマグネットで保持する機構になっている。
これはすごい！と思ったのも束の間、ドライバービットを抜いたら保持用のマグネットまで一緒に取れてきた。笑
スイッチパネルは見難く使いにくいが、打撃モードは３段階あり、逆転時のオートストップ機能までもちゃんと備わっている。
LEDライトも見た目しょぼいが、しっかりと明るいし照射場所もちゃんとしていた。
　さて、実際のパワーだが、謳われている５１０Nmはウソとしても、ディフェンダーのホイールナット（１３０Ｎｍで締まっている）は余裕で外せた。
試しに１６０Nmで締まっているスチールホイールに試してみたが、こちらも難なく外せてしまった。
バッテリーと充電器は非純正品（互換品）での火災事故が絶えないので、ちょっと高いけどここはMAKITA純正品を使用している。
ネタで購入してはみたが、今では１軍ツールとして活躍してしまっている。３０００円でこれだけの物を作ってしまう中華製。恐るべし。

　電動のラチェットが欲しくて色々探していて、このマキタの電動ラチェットに行き着いた。
が、これ日本では正規に売っていない。米国　US MAKITA　の製品。RW01R1 3/8" and 1/4" Interchangeable Drive 12 Volt Ratchet Kit.
ラチェット本体、１２Vバッテリー、充電器、１/４アダプター、３/８アダプター、収納バッグのセットをebayで購入。金額はUS＄219。
バッテリーは日本未発売の１２Vのもの。容量は２.０Ah。
充電器はDC10ＷＤ（純正品・同じ型番の互換品とは別物）１０.８V～１２Vまで充電できるもの。これも日本では正規には発売されていない。
問題は米国１２０V仕様の充電器。日本で使えるのかが最大の懸念のまま見切り発車で注文。昇圧器で１２０Vまで上げようと考えたものの
そもそも取説に「昇圧器は使うな」とわざわざ記されていた。で、日本の１００Vコンセント（実測１０４V）で充電してみた結果、
なんら問題なく機能し充電もできた。公称より時間はかかるだろうか？プラグがUSプラグなのでコンセントに挿す方向が決まっている。
日本では、１２Vまで充電できると謳っている充電器はないが、日本で発売されている１０.８Ｖスライド充電器で１２Vも充電可能かもしれない。
そしてマキタの１２Vバッテリーは日本にないが、この電動ラチェットは１０.８Vでも駆動するとのこと。ただパワーや回転速度はどうなるかわからない。
更に先端のアダプタを交換することで1/4のソケットと3/8のソケットが両方使用できる。
　使用してみた感想は、多少重いがバランスが良いので疲れることはなかった。そして、なにより回転が割と速めなので作業効率があがる。
ただ、回転が速いと言うことはそれなりにトルクが有るので、締め込む時にはオーバートルクに注意が必要。
そして、どのパワーラチェットもそうだが、締め込んだ最後は手首を持っていかれるので、ここも注意が必要。
２.０Ahのバッテリーでどのくらい持つものかと思ったが、一日中作業で使用してたのに作業後バッテリーのインジケーターはFULLのままだった。
エアでも電動でもパワーラチェットはパワー食いと思っていたが、これは省電力設計なのだろうか。