このサイトは主に ランドローバー・ディフェンダー110(2005年Td5)のメインテナンスや改良などの情報サイトです

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1DIN改 2DINナビ搭載
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 この記事は2005年式のTd5ディフェンダーで行ったものです。同じディフェンダーでも、年式や形式、同じ年式でも微妙に仕様が違ったり
使用している部品番号が違ったり、新しい部品番号に変わっていたりしますのでご注意ください。

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panel
    

 ディフェンダーTD5のオーディオコンソールには、1DINのオーディオスペースが標準。
2DINのスペースがありながら1DIN標準で、フェイシア面にそれらしい内枠があるが、
枠を取り去っても2DINになるわけでもなくこの取り外せる内枠には何か理由がありそうだが不明。
ご存じの方がいらしたら教えて頂きたい。知っている限り数社でディフェンダーに
2DINオーディオを搭載してくれるが、いずれも、工賃や部品代は少々お高い。
自分でやるのは敷居が高いかもしれないが、お安くあげたいならこの記事を参考に。

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オーディオコンソールパネルの2DIN加工
parts
  

 ナビ取り付けは前車で経験済みの為、取り付けること自体に関しては怖い物など何も無いのだが、
問題はコンソールパネルの加工と、どう取り付けるか。 まずは、取り付け方法から思案。
カーショップにある「NITTO」の取り付けキットの分厚い冊子をパラパラと眺めてみた。
ほとんどが車種専用設計で行き着いたのが「マツダ車2DIN汎用取り付けキット」 型番「NKK-T43D」
この金具のサイズで、パネルを切り取れば何とかなるんじゃないかな。。。。程度の決定理由。7350円也。
使用したのは左の写真の3点。
オーディオの左右に取り付ける金具と、コンソールパネルに取り付ける四角い筒型の金具とビス類のみ。

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 コンソールパネルを外すには、ちょっと手間がかかる
dbtop
  • →BLUE
    ダッシュボード上部のデフロスター吹き出しの
    ビスを それぞれ2本外す。PZ#2
  • →PINK
    ダッシュボードを留めている上部の
    太いビスを3本外す。シャンクの長い
    ドライバーだとやりにくいかも PZ#3
  • →GREEN
    ダッシュボード下にもビスがある。
    コンソールパネル左右にある
    ビスを外す。PZ#2 
dbside
  • →BLUE
    ダッシュボード左脇の三角のグリップにある
    LANDROVERマークを、内張外しなどで
    コジって外し、中にあるビスを外す。PZ#2 
  • →PINK
    三角のグリップ
    下部に向かって留めているビスを外す。PZ#2
    そして三角のグリップを取り去る。
dbrside
  • →BLUE
    ダッシュボード右脇のヒーターコントロール
    にあるビスを2本外す。PZ#2
  • →PINK
    ヒーターコントロール上部のビスを外す。PZ#2
    そしてヒーターコントロールをずらす。
    ダッシュボードを取り去る。

脚注PZ#xはポジドライブビスのサイズ。ポジドライブについては、こちらを参考に  Hand Tools  PB マルチクラフトグリップ

-------------------------ダッシュボードを取り去る作業がやっと終わって、オーディオコンソールパネルを外す準備完了。 -------------------------

bottompannel

コンソールパネル下部のビス2本を外す。PZ#2

    
toppannel

コンソールパネル上部のビス3本を外す。PZ#2

これでやっとコンソールパネルを外すことができる。

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コンソールパネル切断箇所
panel

 左のイラスト、コンソールパネルのピンク色の部分を切り取る。
上の四角い筒形の金具がここにハマるので、金具現物を当てがって切り取るサイズを決める。
パネルは外枠と内枠が分離する様になっているので あらかじめ分離しておいて別々に切断する。
ほんの少しだけ狭めに切断して、あとで調整する。

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使用工具
cutter

アクリルカッター

leutor

リューター

leutorbit

リュータービット(ヤスリ)

 直線を切断する前にまずアクリルカッター。 鉛筆などで引いたガイド線に定規を当てがって数回傷線を付ける。傷線がある程度の深さになったら定規は不要。
何度か脱線しない様に傷線をなぞって深くしていく。ある程度の深さになったらリューターの小型精密丸ノコの登場。
最初からリューターの丸ノコでやると、100%失敗する。 直線の傷線に慎重に丸ノコを当てると、簡単に切断できる。
ずっと丸ノコを当てていると、切り口が荒れるので、傷線に沿ってチョンチョンとリズミカルに根気よく当てるとキレイに切断できる。

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四角い筒形金具 と コンソールパネルの合体

 パネルの外枠と内枠を元に戻して四角い筒形の金具の後端のサイズに
リューターのやすりで削っていく。四角い筒形の金具がややきつめに入るくらいに削れたら
コンソールパネルの外側から四角い筒形の金具を挿入して内側の金具の上下にある爪を起こして固定する。
これだけで結構しっかりと固定されるのでご安心あれ。

 
behindpanel
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ディフェンダーのオーディオ配線キットはあるのか

 前車のオーディオを取り付けたとき、大幅マイナーチェンジしてすぐだったので配線キットの情報が皆無だった。
仕方がないので、車両側の全てのオーディオ配線からコネクターを切断し、整備解説書片手にテスターで確認しつつ
それぞれの配線にギボシ端子を付けて対応した。その経験もあり、もし配線キットが見つからなくても
その手でいくつもりだった。 そもそもディフェンダーの配線キットってあるのか? 
当時は正規輸入されていたので「RC-71BM」という型番でネットに情報があった。
ただし、レアな車種なので、量販店に在庫がある可能性は薄く取り寄せになるだろうな、と考えたが
「RC-71BM」という型番からもしかするとBMWと同型ではないか?
との推測で調べ進めると、予想的中! BMWも同じ型状のコネクターでピンアサインもすべて同一!
現在はわからないが欧州車はこの手のパーツは自動車メーカー問わず同じモノを使っていたりしている。
これならすぐに手に入るだろうとカー用品ショップへ。あったあった!BMW専用と書かれている。
だが、敢えて「専用」と書いてあるには訳があった。写真の突起部分が余計で、切り落とさなければならなかった。
※2019.12月現在、量販店で見つからなくても、amazonやebayで見かけました。

connecter

突起部分はカッターで切り落とせる

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車速信号を取るところ
rightside Instrument panel
remove Instrument panel
gray connecter
gray connecter wire

写真のピンクの矢印の位置にあるビスを外す。
メーターパネル側面と、下面にビスがある。
左側も同じ位置にあり、計4本。 パネルを慎重に手前に引くと外れる。

メータパネルを開くと、薄グレーの平らな正方形のコネクターがある。
ピンクの矢印のライン。
このコネクターの車輛側の 黒/赤 の線から分岐コネクターで分岐。

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バック信号を取るところ
backsender1
backsender2
backsender3

 バックセンサーはエンジンルーム内の写真のオレンジ色のコネクタから取る。右写真のピンクの矢印。 3つ並んだ端っこの 緑/茶 の線から分岐する。
ちなみに WorkshopManual の配線図とピンアサインが違ったり、コネクタの色が違っていた。グレーのコネクタの場合もあるかもしれない。
その場合でも線は、緑/茶 だと思われる。不安な向きはバックランプの配線から分岐してももちろん可。

passage1
      
passage2

バック信号を分岐した配線は、コルゲートチューブで保護し写真のところから室内のダッシュボード内へ引込んだ。

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GPSアンテナとアルミボディ
gps
  

 最初から懸念していたGPSアンテナ。ディフェンダーはアルミボディの為、
案の定ルーフなどへの固定にGPSアンテナのマグネットを利用できない。
取り敢えずダッシュボード上に固定してみたが、未だかつて衛星の受信感度や
補足数が足りないなど困ったことは一度もないので、ここでも大丈夫。
フェンダーウイングの運転席側にあるフタ(?)の中に固定している人も居る。

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フルセグ 4極フイルムアンテナ
fullsegatn
  

 ディフェンダーのフロントウインドウは縦に狭いので、ここにフイルムアンテナは
視界に入り気になるかな、という懸念があったが、全く気にならなかった。
4チューナー4アンテナのフルセグテレビは受信感度がすこぶるよい。
アンテナの同軸線は、Aピラーの中を通してダッシュボード内へ導き本体まで。

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うそ。。。入らない? 汗

 パネル加工も無事終わり、金具もバッチリ収まって、ナビ本体も金具に収納しイザ!車に取り付けようとすると。。
あれ?。。あと1センチと言うところで入りきらない。。 無理矢理押し込んでみてもムリ。。(涙)
オーディオ収納スペースの奥に配線の太ーい束が有って、それに当たって入らないのだ。なんでこんな所に配線を束を通すかなぁ(怒)
購入したナビはモニターがオープンするタイプで、オープン時に内装に干渉する車種の為に14ミリ前出し取り付けが出来る様になってる。
見た目すっきりしないが、これしかない。 と気を取り直して14ミリ前出しで取り付け。 無事取り付け完了。

naviclose
    
naviopen
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 実は上の機種は2代目。1代目はカロッツェリアの「ZH-990MD」という機種。
テレビがアナログですでに使用できなかったし、 MDなんてもう使わないし。
そしてとうとう故障したので買い換えた。(買い換えるキッカケができた)
新しい機種は「VH-0009」。現行ではこのモニターがオープンするタイプはもう無いみたい。(2016.12現在)
取り付けは14ミリ前出しの方がむしろよいかもしれない。モニターで隠れるスイッチ類をそのまま操作できる。
このモニターがオープンするタイプは、モニターの位置が前方視界を妨げず、ちょうどよい位置に来るので、よい。

ちなみに、カーオーディオの車種別取り付け情報は以前にアルパイン車種別取り付け情報のページがあり
以前正規輸入されていた頃はディフェンダーの項目があった。 ←現在そのページは閉鎖したようです。
最近はディフェンダーの情報が載ってないと思っていた。が、
メーカー「ランドローバー」、車種「レンジローバー」、そして年式のところに「LD-25」というのがある。
実はこれ、ディフェンダーの情報。(2016.12現在)
ディフェンダーはレンジローバーじゃないんだけどなぁ。。。。

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旧ナビ カロッツェリア ZH-990MD

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