このサイトは主に ランドローバー・ディフェンダー110(2005年Td5)のメインテナンスや改良などの情報サイトです

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クラッチマスターシリンダーリペア
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 この記事は2005年式のTd5ディフェンダーで行ったものです。同じディフェンダーでも、年式や形式、同じ年式でも微妙に仕様が違ったり
使用している部品番号が違ったり、新しい部品番号に変わっていたりしますのでご注意ください。

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 メンテナンスのページクラッチマスターシリンダー交換にあるように新品のマスターシリンダーを装着したため
元のクラッチマスターシリンダーを予備としてストックするためにリペアした。

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クラッチマスターシリンダー

 ショップで取り寄せたリペアキット。
LR純正(8G8837L=新品番STC500090)と
社外品(Lucas製)と選べたがケチって社外品にした。

   
クラッチマスターシリンダー

 Lucas製(SP1987)\1500なり。
リペアキットの内容。大きいゴムパッキンだけ一枚余った。
もしかすると別のシリンダー用?

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分解作業
クラッチマスターシリンダー

 外見から見える交換部分は
矢印の部分のゴムカバーと
キャップ内のゴムパッキン。

     
クラッチマスターシリンダー

 ゴムカバーを外すとこの通り。
何がどうなってるのか解らないほど
グチャグチャしている。

     
クラッチマスターシリンダー

 上の写真の様なスナップリングが
装着されているので
ラジオペンチなどを使って取り外す。


クラッチマスターシリンダー

 と、この様にシャフトが外れる。

 

     
クラッチマスターシリンダー

 パーツクリーナーで
清浄して見えてきたピストン部分。
ココを指で押して-

     
クラッチマスターシリンダー

 パッと放すと、
この様にピストンが飛び出してくる。
キャップを外さないと負圧で出にくいかも。


クラッチマスターシリンダー

 上記の方法で
どうしてもピストンが出てこない場合は、
黄色い矢印の方向から、軽くノックすると出てくる。
軽くだよ!

     
クラッチマスターシリンダー

 ピストンを指で引っ張り出すと
この様なものが出てくる。
あら、思ったより痛んで無い感じ。。。
 

     
クラッチマスターシリンダー

 中身は黄色い部分の中にあるゴムと
ウェーブワッシャーとピストン部分の
ゴムを交換する。
 


クラッチマスターシリンダー
          
クラッチマスターシリンダー

更にピストン部を分解。この部分をマイナスドライバーなどで持ち上げると-この様に3つに分かれる。


クラッチマスターシリンダー
          
クラッチマスターシリンダー

ピストン部分は矢印のゴムを交換。向きは青い図の様に。


クラッチマスターシリンダー
          
クラッチマスターシリンダー

黄色い部分の中はこのゴムを交換。向きは青い図の様に。ウェーブワッシャーも忘れずに。

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組付け作業
クラッチマスターシリンダー

 先ほど外す時に
マイナスドライバーで持ち上げた部分を
軽く下に押し曲げておく。あまり下に曲げすぎると
ピストンが引っかかって入らないので注意。
(ホントは外す時に持ち上げすぎないのが正解)

     
クラッチマスターシリンダー

 ピストンを先にはめると、
黄色い部品のシャフトが挿入出来ないので、
先に黄色い部品の付いているシャフト部分を
スプリングの付いた部品にめておく。
その後にピストン部分をカチッとはめる。

     
クラッチマスターシリンダー

 シリンダーのキャップ内側、
真ん中のプラスティック部分を
マイナスドライバーなどで外す。

 


クラッチマスターシリンダー

 シリンダーのキャップ内側の
ゴムパッキンを交換して
プラスティックの部品をカチッとはめる。

     
クラッチマスターシリンダー

 シャフト部分を組み付ける。
ワッシャーの向きは赤い図の通り。
 

     
クラッチマスターシリンダー

 スナップリングを筐体の溝に
しっかりはまる様に取り付ける。
 


クラッチマスターシリンダー

 ゴムを取り付ける時はラバーグリスを軽く塗りつけると
取り付け易い。このゴムカバーにはたっぷりと付ける。

     
クラッチマスターシリンダー

 出来上がり。
これでクラッチマスターシリンダーのストック完成!