メンテナンスのページクラッチマスターシリンダー交換にあるように新品のマスターシリンダーを装着したため
元のクラッチマスターシリンダーを予備としてストックするためにリペアした。


ショップで取り寄せたリペアキット。
LR純正(8G8837L=新品番STC500090)と
社外品(Lucas製)と選べたがケチって社外品にした。

Lucas製(SP1987)\1500なり。
リペアキットの内容。大きいゴムパッキンだけ一枚余った。
もしかすると別のシリンダー用?


外見から見える交換部分は
矢印の部分のゴムカバーと
キャップ内のゴムパッキン。

ゴムカバーを外すとこの通り。
何がどうなってるのか解らないほど
グチャグチャしている。

上の写真の様なスナップリングが
装着されているので
ラジオペンチなどを使って取り外す。

と、この様にシャフトが外れる。

パーツクリーナーで
清浄して見えてきたピストン部分。
ココを指で押して-

パッと放すと、
この様にピストンが飛び出してくる。
キャップを外さないと負圧で出にくいかも。

上記の方法で
どうしてもピストンが出てこない場合は、
黄色い矢印の方向から、軽くノックすると出てくる。
軽くだよ!

ピストンを指で引っ張り出すと
この様なものが出てくる。
あら、思ったより痛んで無い感じ。。。

中身は黄色い部分の中にあるゴムと
ウェーブワッシャーとピストン部分の
ゴムを交換する。


更にピストン部を分解。この部分をマイナスドライバーなどで持ち上げると-この様に3つに分かれる。


ピストン部分は矢印のゴムを交換。向きは青い図の様に。


黄色い部分の中はこのゴムを交換。向きは青い図の様に。ウェーブワッシャーも忘れずに。


先ほど外す時に
マイナスドライバーで持ち上げた部分を
軽く下に押し曲げておく。あまり下に曲げすぎると
ピストンが引っかかって入らないので注意。
(ホントは外す時に持ち上げすぎないのが正解)

ピストンを先にはめると、
黄色い部品のシャフトが挿入出来ないので、
先に黄色い部品の付いているシャフト部分を
スプリングの付いた部品にめておく。
その後にピストン部分をカチッとはめる。

シリンダーのキャップ内側、
真ん中のプラスティック部分を
マイナスドライバーなどで外す。

シリンダーのキャップ内側の
ゴムパッキンを交換して
プラスティックの部品をカチッとはめる。

シャフト部分を組み付ける。
ワッシャーの向きは赤い図の通り。

スナップリングを筐体の溝に
しっかりはまる様に取り付ける。

ゴムを取り付ける時はラバーグリスを軽く塗りつけると
取り付け易い。このゴムカバーにはたっぷりと付ける。

出来上がり。
これでクラッチマスターシリンダーのストック完成!
このサイトは主に ランドローバー・ディフェンダー110(2005年Td5)のメインテナンスや改良などの情報サイトです