このサイトは主に ランドローバー・ディフェンダー110(2005年Td5)のメインテナンスや改良などの情報サイトです

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デファレンシャルケース
フルード交換 

  

  

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 下廻りのフルード交換をかなり怠っている。
ブレーキのメンテナスを怠っていた反省から、この際下廻りのフルードも全部交換することにした。

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フロント・リア デファレンシャルケース フルード 交換
デファレンシャルケースF
デファレンシャルケースR
 

 LANDROVER社 推薦フルードは「Molytex EP90」
EPの意味するところは、
「EXTRA PRESSURE」もしくは「EXTREME PRESSURE」の略で「極圧性」
今回使用するのは、「WAKO'S DF-90」
極圧性に優れたハイポイドギヤオイル。85W-90。
90番指定のデファレンシャルに最適とのことでこちらをチョイス。
容量はフロントデファレンシャル 1.70リットル
      リアデファレンシャル 2.26リットル
           F・R計 3.96リットル

 
WAKO'S DF-90

 WorkshopMnual には、「13mm四角ドライブレンチを使用してー」
と書いてあるので、わざわざ13mmスクエアのソケットを新調したのに
フロントもリアもドレン、フィラー共に全くハマらない。
1/2インチ(12.7mm)のレンチそのままがピッタリハマる。
結局、新調した13mmスクエアのソケットは無駄になってしまった。

 
13mm四角ドライブ

13mmスクエア
は、ハマらない

フィラープラグ
 

 先ずはフィラープラグを外すのが鉄則。
ドレンからオイルを排出した後に万が一 フィラープラグが外れなかったら。。という悲劇を招かないため。
思ったほど排出されたオイルは汚れておらず、水が混入した形跡もなし。
ドレンのマグネットにはそれなりに鉄粉が付着はしていた。

シール
 

 デファレンシャルケースに関してWorkshopManual にネジロック剤の塗布は指示されていない。     
が、リアデフの写真にあるようにオイルが染み出した形跡があるので
スレッドシーラントで一応処理する。
PTFE(フッ素樹脂)シールテープでも可。

PTX56750
 

 今回はPTFEシールテープの代替えになる、PERMATEX社の耐熱スレッドシーラント PTX56750を使用。
スレッド部に塗布することにより、即シール性で約4時間後には完全にシールされ緩み止めになり一石二鳥。
部類としては、シール剤というより、中強度のネジロック剤になる。耐熱温度は204度。
アメリカのメカニックたちに人気があるそうだ。
発売元は スナップオンツール。

ポンプ
 

 ドレンプラグを装着する。締め付けトルクはWorkshopMnual に指定がないので適当に締めておいた。
締め過ぎは禁物!
 今回、初のペール缶なので、こちらのポンプを使用。ペール缶に固定でき、ノズル先端をフィラー孔に  
引っ掛けられるので、オイル注入に集中できとても快適。
フィラー孔からフルードが溢れ出たら注入終了。
フィラープラグを装着する。締め付けトルクはWorkshopMnual に指定がないので適当に締めておいた。
締め過ぎは禁物!   フィラー孔周囲を清掃する。
プラグ式は、プラグがテーパー状になっており、ネジ穴を押し広げ締まっていく構造のため
締めれば締めるほど、どんどん締まっていき最悪ボックス筐体を破損するので注意。