このサイトは主に ランドローバー・ディフェンダー110(2005年Td5)のメインテナンスや改良などの情報サイトです

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リアフォグをバックランプに変更
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 この記事は2005年式のTd5ディフェンダーで行ったものです。同じディフェンダーでも、年式や形式、同じ年式でも微妙に仕様が違ったり
使用している部品番号が違ったり、新しい部品番号に変わっていたりしますのでご注意ください。

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 以前、バックランプ追加ということで、IPFの816 BACK LAMP を追加した記事を書いたが
今回、この後付けバックランプを撤廃して、リアフォグランプの位置に純正バックランプを追加し左右対称にする。
外したリアフォグランプは日本では取り付けの義務はないが、こちらは移設を考えており、また別の記事で紹介したい。
 

defender rear

 参考
平成18年1月1日以降に製作された車両に関しては、後退灯が2個の場合左右対称の位置に取り付けられていなければならない。
平成17年12月31日までに製作された車両に関してはこの要件はない。

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-新規購入-
     
LR048202

LR048202 (or XFD500010)
バックランプアッセンブリ21Wの電球入。
LR DIRECTから輸入。
 

          
YPC10208

YPC10208
バックランプもリアフォグもこのコネクタ。
ebayでBUY IT NOW
日本国内で合いそうなハウジングを見つけたが未確認なので掲載は控えます。

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-バックランプの信号をどこから取るか-

 使用するバルブは5WのLEDバルブにするので、左側のバックランプから分岐しても問題ないとは思うが。
サーキットダイアグラムを調べると、丁度右側にはコネクタ番号「C1260」というトレーラー用のサービスソケットがある。

C1260
C1260
C1260
C1260

 右リアのホイールアーチ後ろ。
泥はね避けの樹脂の仕切りを外すとその後ろにひっそりとトレーラー用のサービスソケットが隠れている。     
ここの7番ピンがバックランプの信号線。
サーキットダイアグラムに色はGNとあるので緑に茶色線のラインが該当する。
こちらからバックランプの信号を取ることにする。
 
 ちなみにここの作業は寝転がって行う事になるが
ホイールアーチ内に付着している砂や泥などが容赦なく降り注ぐので心して。
メガネをしていても作業用のゴーグルと鼻口にはマスクの着用を推薦する。REEは砂を食べた。。

参考 C1260コネクタ
1.ハザード
2.スモール
3.ハザード
4.スモール
5.ブレーキ
6.バッテリー直(20Aヒューズ)
7.バック
8.リアフォグ
9.アース

 
     
C1260
          
防水エレクトロタップ

 この 緑/茶色線  がバックランプの信号線なので、ここから分岐する。
ハーネスは短く手元に引き出せる訳もなく、ホイールアーチの中に手を突っ込んでのノールック分岐作業になる。
ここは便利に防水エレクトロタップを使う。芯線の接点となる部分は防水用のジェルが含まれたスポンジで包まれる。
エレクトロタップを嫌う向きも多いが、この様な作業しにくい場所には最適なアイテム。
REEは躊躇なく適材適所に使用している。


 
アース取り口
  
アース引き落とし
  
信号線防水コネクタ

 アース線は室内の程よき所から拝借して、ホイールアーチ後ろ側へ向けて挿管したコルゲートチューブを通す。
分岐して取り出したバックランプの信号線もコルゲートチューブへ割り込ませる。
直接バックランプのコネクタに接続した方が良いが、バックランプのコネクタは1個しか購入しなかったので
初めてのコネクタへの配線作業を落ち着いてやりたかったから、一旦防水コネクタで中継することにした。
これでバックランプの信号線は準備完了。

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-バックランプ側のコネクタ(YPC10280)の配線-
YPC10208

コネクタ先端の
黄色いプラスチックのリテーナを外す。
 
 

     
YPC10208

ターミナルピンにケーブルをカシメ接続。
防水ゴムはケーブル被覆を一緒にカシメ。
 
 

     
YPC10208

コネクタハウジングに挿入。
ピッタリの位置でカチッと
心地よいクリックを感じる。
 

YPC10208

黄色いリテーナをこの向きで差し込む。
ここもカチッと心地よいクリックを感じる。
 

       
YPC10208

バックランプ側のコネクタの先も
防水コネクタを接続。
 

 これでバックランプ側のコネクターも準備完了。 後は、つなげるだけ。

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-リアフォグランプ撤去~バックランプ設置-
リアフォグ撤去

リアフォグランプを撤去する。
 
 
 

     
リアフォグ撤去

バックランプと同型のコネクタ。
 
 
 

     
リアフォグ撤去

リアフォグは後に移設する計画。
取り敢えず目隠しして程好き所へ仮固定。
リアフォグ移設は別の記事で紹介予定。
 

 
バックランプ設置

マウントプリンスはこのまま使用。
 
 
 

バックランプ設置

バックランプと入れ替え。
リアフォグは暫くお休みいただく。
 
 

バックランプ設置

バックランプ2個仕様。
左右対称の位置に設置できた。
 
 

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-使用するのは、バック専用LEDバルブ-
IPF502BL
         
IPF502BL

 IPF 502BL(S25タイプ)
色温度6500K 明るさ800lm 消費電力5W。バック専用の短時間の点灯限定としたことで、この形状のバルブにしてこの明るさを実現。
高熱伝導アルミ鋼材の削り出しボディと定電流回路を内蔵することで、フルシーズン安定した明るさを維持してくれる。
万が一の温度上昇でも、サーマルシャットダウン保護機能が働きバルブ破損を防いでくれる。

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-明るさ比較(黒いツールキャビネットまで約2mの距離)-
LH-21Wバルブ

ノーマルバルブ21W電球 左側のみ

LH-IPF502BL

LEDバルブ IPF 502BL 左側のみ

RH&LH-IPF502BL

LEDバルブ IPF 502BL 右側&左側

 

 ディフェンダーのバックランプは左側のみで、夜間のバックでサイドミラーを確認すると、右側のミラーから見える景色は明らかに暗い。
左側のみLEDの明るいバルブにしたとて、うっすらツールキャビネットが見えて来るほどで、やはり右後ろの視認性が悪いのは否めない。
今回、右側にバックランプを追加したことによって、バック時の車両後ろ全域が明るく視認性は格段に良くなった。これで夜間安心してバックが出来る。